アメリカでの車の購入の仕方 Lexus RX350買いました

米国移住・ベイエリア生活

アメリカの生活で車は必須です。はじめの数か月は会社が国際移民パッケージとしてレンタカー代を出してくれていましたが、これは収入非課税なだけで結局は自分のお金です。はやく購入した方が良い。結果的にLexus RX350 2014年 10万マイルくらい、修復歴有のものを21K$でキャッシュで買いました。

購入までの流れを記載します。

まずは検索

検索サイト:
 ・CarMax
 ・Autotrader
で検索して目ぼしいものを何個か見て決めました。Autotraderの方が使い勝手が良かったです。数も多い?
ZIPコードを入れて、お店の距離(Uberで取りに行ける距離)、何年とか、値段とか、メーカーとか、好きなものを入れて検索します。
僕は、車は完全に初心者で、選び方も、出てくる結果の違いもよく分からないです。そもそも種類が多すぎて何から選べば良いのかさっぱり分からない。同じタイプでもモデルチェンジ前後とかで性能が違うらしい。Autotraderでは、見ている車の価格が、同性能の市場平均からしてどれくらい良いのか(Great Deal! Good Price!)を示してくれて、何がお買い得なのか分かりやすかったです。過去の値下げ歴も見れます。だいたい2週間売れ残っていると1~2K$ずつ安くしている感じでした。アメリカではCarFaxという過去のメンテナンス歴、事故歴のレポートがあり、これを事前に見れる車が何個かありました。なお、ソートしても上位はスポンサーが先に表示されました。

検索ツールは強力なのですが、そもそも車は初心者。よく分からないのでSUVで検索して、行けそうな店を4~5件回って、自分達の好みが何なのかを確認しながら決めていきました。日本では無かったと思うけど、アメリカの正規ディーラーでは、他社の中古車が普通に売られていました。Toyotaに行くとNISSANもHONDAもMAZDAもベンツも何でも売っています。

今は車向けのICが不足していて、新車は買えない、中古車の値段が上がっていて、新しめの中古車は新車よりも高いらしい。

日本車は人気で価格が落ちにくいそうです。また新車よりも中古車の流通量が多く、10万マイルとかはけっこう普通に売られています。日本だと16万キロで廃車レベルなのかな?

店に行って試乗する

アポ無しで行くと既に売れているものがありました。けど、電話番号が向こうに残ってしつこくセールスされそうな気もしたので、アポ無しで何件か行って、ついでに似たようなレベルの車が無いか聞いて回りました。これによって、どんな車があるのか知ることができて勉強になりました。見て回った感じ、大きい車、特にベンツかレクサスの乗り心地がやっぱり良いね!ということになりました。

ところで、アメリカでは、現物・中古車を自分の目利きで買うらしい。なんだそれ(笑)
試乗して変な音がしないか、振動は大丈夫か、傷は無いか、部品はあるかなどをチェックするそうです。これは初心者には難易度が高い。英語力の壁もある。

購入する

セールスの人はほぼ漏れなくノリの良いことだけを言います。「よう兄弟、どうだいこの車クールだろ?最高にお買い得だぜ」といった感じです。こちらが聞くまで車のネガティブなことは絶対に言いません。売りたいのだから当たり前ですが、日本の紳士的・おもてなし感、とは少し遠いカルチャーですね。

我が家の予算事情があります。クレジットヒストリーも無いのでローンも期待できず、キャッシュのみです。日本から持ってきたキャッシュは車の購入も想定して持ってきておりましたが、予算は20~25K$でした。残金も25K$ほどで、家賃がだいたい4K$なことを考えると、給料日との関係によってはショートします。「食費などはなるべくクレジットカードを使えば支払いを一カ月遅らせることが出来る」といったことを考えるくらいギリギリの生活です。物理的にお金が無いです。

値段交渉をしようとしました。少しはできる車もありましたが、全体的には無理なものが多かったです。そもそも僕に値引き交渉能力が無いこと、英語がよく分からないことがあり惨敗です。アメリカでの交渉の術はどうすれば良いのだろう。。。

結局、Lexus RX350 2014年 10万マイルくらい、修復歴有を21K$で買いました。外装は白、内装はベージュの革です。修復歴は骨格までは修復していない軽微なものだとCarFaxのレポートに書いてありました。購入を決めてから、受け取りまでに数日の開きがありました。その間に自動車保険に加入して、VIN(車両を特定する番号)と車種などを連絡し、受け取る日から有効になるようにしました。一旦、購入すると決めると、ノリの良いセールスはどこかに行って、マネージャーと呼ばれている少し怖い人が出てきます。何か補償に入れだの、なぜ入らないだの詰め寄られますが、本当にお金が無いものはどうしようもありません。きっぱりと断ることが出来ました。ものすごい量の書類にサインをしまくる作業に入ります。感覚的には30枚くらい、20回くらいのサイン?アメリカでは契約がすべて、ちゃんと読んでからサインすることとか聞きますけど、この膨大な量の契約文は読んでいられないような。。。誰かが事前に契約文の草案を送ってもらってチェックする、とかも言っていました。僕は文章のタイトルと、サインする箇所の前後だけサラサラっと読んでサインしていきました。車体価格にDMVへの登録手数料、TAXなどを追加して結局23K$くらいでした。支払いはチェックです。この時、銀行を開設したばかりで、チェックブックを持っていなかったのですが、開設時にもらったサンプルチェックが使えました。日本から持ってきたお金もほぼ尽きたところで、気持ちはリフレッシュされました。アメリカでまさに0からスタートです。身の引き締まる気持ちで仕事に励みたいです。

帰りの車の中で、妻Ringoが息子Lemonと会話していました。

Ringo
Ringo

いや~、パパがLexusに乗る日が来るとは。
感無量よね~。出世したよね~、Lemon。

21K$はそれなりなランク(中の下?)の気がするけどね。。。この後、この車を2年半ほど乗ることになりましたが、家族みんなとてもお気に入りの車でした。安定していて、座り心地が良くてラグジュアリーというのでしょうか。さすが、Lexusです。

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